「杜若に水紋」オリジナル

そろそろ、春を通り過ぎ、初夏になろうとしています。
桜の後は、、、、杜若を御紹介しましょう。

昨年のホビーショーに発売されました、実行委員スタッフで編集しました「カレンダー」の中の作品です。私は、5〜6月の担当でしたので、迷わず大好きな杜若をデザインしました。

イメージは、若いころに父親の関係で、明治神宮の中にある「菖蒲田」へおよばれして見たときの光景です。少し日が傾いた夕刻に、しつらえられた庵のようなところから眺めた菖蒲田は、ゆっくりと水が流れ、、、、花と水の間を幾重にも互い違いに組まれた渡り板があり。その時の、渡り板の感じをダイアゴナルグリッドで模様化してみました。
夕陽に光るシャープな葉の様子を表現したくて、葉はゴールドで描いてあります。キラキラした水面から、まるで根がないように浮き立つ花の様子を、水紋とドルソでボカシに染めた薄い抹茶色で。

あの時以来、見事な菖蒲田を見た経験がないので、私のイメージはやはり夕方なのです。明るい日中でない雰囲気を感じていただければ幸いです。

+ 杜若に水紋 +
オリジナル作品







 


Copyright(C)LA CHAMBRE DE Y 2004 ALL RIGHTS RESERVED.

designed by mellow-stuff.