「竹尽くし・凛」

   一月のマスタークラスの課題見本で制作しました。
「和柄」ではあっても、雅なだけでなく、どこか「凛とした」「気丈」「潔さ」「威厳」「尊厳」・・・そんなものを表現したくて、モチーフには竹を選びました。使った色のインスピレーションは、大正時代の母のお振袖から得ました。しなやかであっても折れない弾力をもった竹を使った「籠編み」を背景にあしらいました。縦と横の組み合わせで、複雑に編み込んだように見えますでしょうか?

竹の葉のザラリ、、、とした表面を表現するために、カラーリングにはちょっと工夫を凝らしました。「紙裏から・・・」「表から・・・」「そして、また「その上から・・・」そして、さらに、、、、一番上からも! 苦労した甲斐あって、微妙なテクスチャーにできました。

精巧で綺麗、、、、というだけでない、「何か・・・」を感じるパーチメントクラフトになっていたら嬉しい限りです。

+ 竹尽くし・凛 +








 


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